FlatPress をインストールするサーバはすでにあったので、そのディレクトリはここになっています。必要なプログラムのすべてはこのディレクトリの配下に置くので、インストール時のアップロード先はここになります。
/usr/local/www/virtual/flatpress.world/
先達はお気づきのように、apache の仮想ドメインで運用している状況です。つまり、他の仮想ドメインのホームページも virtual の下に並んでいます。いずれかの仮想ドメインの下に FlatPress を設置するとその上位ドメイン名を不要意に教えてしまいますし、本体マシン名をお見せする訳にもいきません。
加えて、実際のそこでの運用をお見せできない(管理メニューなどもあるので)状況から、この仮想ドメインを外部には実在はしないものの、http://flatpress.world を実運用できる環境を作ることにしました。すなわち、.world というトップドメインはどこにも(現時点では)存在しないのですが、ブラウザがどのサーバかを理解すればよいわけです。
その方法を考えてみました。
- 当初、リバースプロキシを設定して、実存在ドメイン/flatpress.world/ へのアクセスが、適当な公開ディレクトリの内容を表示するようにしたが、実存在ドメイン名を生きたままにしかできなかった。理由は簡単で、.world というドメイン名にURLを書き換えた瞬間にアクセス不能に陥るからである。
- そこで、flatpress.world というドメインのサーバを示す DNS サーバを作らざるを得ないとなった。
- 世の中に存在しないこのドメイン名(flatpress.world)のコンテンツを apache で仮想サーバ運用する。
- パソコン側では DNS の参照を二重化しておいて、優先側を嘘っこに作った DNSサーバに指定し、代替DNSサーバを従来からのものに指定する。
こうすることで、まずは、.world のサーバIPアドレスを引くことが可能となり、そこでは引けなかったドメインは従来のDNSサーバから情報をもらうことになります。
以下が「ネットワークインターフェース」の DNS 設定画面です。
このサイトでの記事は、この設定をした状況で書き始めたので、動作しているURLを含めて実験していった状況のスナップショットを撮ってあります。
びっくりしてしまった、もぅ。
完全な仮想のトップドメインを作成して運用したのはよかったのですが、既存の named の設定に zone ファイルを追加しただけのこととして、「すでに他のサーバに引っ越ししたもの(ドメイン名)」が優先して名前解決を引かれたため、外の世界で稼働してる活躍サイトが(ブラウザで) forbidden になったじゃないか!
お気を付け遊ばせ。
http://FlatPress.world/ はインターネットからアクセスできません。こんなドメイン(.world)自体が現実世界に存在していないからです。そのような意味で「純粋仮想ドメイン」という言葉を思いつきで使用しています。